さくら都市総合研究所

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【特集】S・A・in-K (KEYAKIZAKA)/長野県上田市

パティオ両袖の集合住宅

パティオステージと既存集合住宅

東側2棟の集合住宅

内部居室部

 

本計画、2017年春にご依頼を頂き、2018年7月に着手、2019年4月に実現した事業です。

 

ご依頼者は、 上田市内で200戸以上の賃貸物件を所有する事業家で、以前より運用するレジデンスが老旧化したことを受けて周辺も含めた市内に類のない新しい形の集合住宅を志向され、それに沿った提案をしてほしいとのご依頼でした。

 

時は既に人口減少局面に推移するとともに、2015年に施行された税制の改正により、土地所有者のアパート経営への参入も活発化し、市場の需給バランスも崩れつつある状況下でのご提案。

 

そのような状況下で、ご依頼者との幾度に及ぶブリーフィングの中で決まったコンセプトが『Social Apartment Styleの集合住宅』です。それは、時により高齢者のための住宅であり、学生のためのアパートメントであり、子育てを終えたご夫婦の居宅でもあり、全く価値感やライフスタイルの違う年代層の皆様が空間を共有し、多世代が交流することで人生をより謳歌して頂くためのステージを提供しようというものです。

 

しかしながら、その事業の実現のためには隣接する上田市の旧都市公園の入手が必要でしたが、幸いなことに中心市街地への定住人口増加を志向する上田市とご近隣の皆様のご協力を頂くことで所定の手続きを経て所有権譲渡を頂きました。

 

具体化する計画は全部で4棟。入居者の皆様の賑わいと多世代交流を醸成して頂くための多目的広場 (パティオ)を中庭に据えて、それを取り囲むように集合住宅を配置し、ゆとりある空間構成と採光の確保に努め、加えて介護事業者と提携することで支援、介護サービスの機能もパッケージし、トータルケアシステムも実現しました。

 

【計画概要】総敷地面積1675.95㎡、リノベーション1棟十新築3棟、総延床面積1733.89㎡、総戸数38戸、 駐車場33台/鉄筋コンクリート造2〜3階建、工事期間250日